……………………冷たい。



……………………固い。



これは私のベッドじゃない。


なんで?いつももっとフカフカでヌクヌクで…………


いつもと同じように布団に入って…………


入って………………



………………あっ!!!!!




さっきまでの出来事を思い出してとっさに目が覚める。


起き上がりたかったけど腕が後ろで縛られてて無理だった。




ここは…………どっかの倉庫か………………





「あ、起きた」

「おはよ~、結城 未春(ゆうき みはる)チャン♪」



起きた、じゃねーよこのクソが。


仲間を呼んだのか結構な人数が揃っている。
カメラを構えてるやつまで……

こいつらほんとバカだな。


ん?てか………なんで…………


「なんで私の名前…………」


知ってんの?



ニヤニヤする男の手には見覚えのある………………私の生徒手帳…………



………………なるほど。………………最悪。



「まさか高2だとはね~笑笑
大人びてるから大学生かと思ってたよ笑笑」



お前らの脳内がガキすぎんだよ。



「しかもおみ女だとはね笑笑」



''おみ女''っていうのは私が通ってる聖桜弥女学院(せいおうみじょがくいん)の略称のこと。


このあたりではかなり有名なお嬢様高校。


こういう反応ももう慣れた。



「こんなに可愛くてお嬢様高の現役JKとヤレるとか俺たち運良すぎだろwww」


一気に盛り上がる馬鹿な男達。

それは


「どうだか笑笑」

急に笑って声を発した私に男達は少し驚く。


「どうした?怖くておかしくなった?笑笑」


男達の目をしっかりと見据える。



「逆に運めちゃくちゃ悪いんじゃない?」



何を言ってるかわからない、と言うような男達の顔が面白い。



「あんたら、私とヤる気満々みたいだけど、今のうちに逃げないと殺られるよ?」




男達は私が強がってるとでも思ったのか大笑いして近寄ってきた。



「じゃあ、殺ってみなよ笑笑
この状況でできるならさ笑笑」



男達が私の服に手をかけた



……と同時に、周囲にバイクの騒音が響き始める。