お昼を食べてからまたいっぱい遊んで、お土産も沢山買って、はしゃぎ疲れた頃に空は暗くなってきていた。

もう19時を過ぎている。


「そろそろ観覧車に行こう」


お兄ちゃんの言葉で私達は、観覧車に向かった。










観覧車の列に、お母さんとお父さんが並んでいた。


合流して、他愛のない話をしていると、見慣れたカップルが観覧車から歩いてきた。


春代ちゃんと悠祐先輩だ。

春代ちゃんは薄暗くてもわかるくらい顔を真っ赤にしていて、悠祐先輩は俯く春代ちゃんを愛しそうに見つめている。


さては頂上でキスしたんだな!


私はにやにやしながら去っていく二人を目で追った。


幸せそうで良かった。

















末永くお幸せに!