「……っ!?」 心の中に芽生えていた気持ちに、やっと気が付いた。 私は、蒼太が好きなんだ。 私は、人から伸びる糸は見える。 けど、自分から伸びる糸なんて、今まで気付かなかった。 自分から伸びる、薄ピンク色の糸に触れる。 この糸は、確かに蒼太に……、 「ふぇっ……!?」