…………えっ!? 私は急展開に目をぱちくりする。 公園でお話!?先輩と二人で!? 「いいんですかっ」 「うん。岳坂さんの小説で語れる人がほしかったんだよね」 私は嬉しくて、跳び跳ねて喜びたい気分だった。 ずっと、初恋は実らないとか言って諦めてたけど、ホントはただ踏み出す勇気がなかっただけなんだ。 遠くで見つめてるだけじゃ、やっぱり嫌だ。 先輩が卒業しちゃう前に、精一杯頑張ってみよう!