どれだけ信頼していても人はそれをひっくりかえす。
気が変わってしまえば終わり
こっちの気持ちなんて聞きもしない。
人は、自分勝手だ…
「どうした？」
「っ…蓮夜さん、」
「遅いから心配したぞ」
珈琲淹れに来ただけで心配されるって
どれだけか弱い女なんだよ。
と、つっこもうと思ったが止めておいた。
珈琲を持って戻ろうとした私は
一度後ろにいる秋芭さんの方に向き直った。
「秋芭さん…１つ、言っておきます」
「何です」
「私は…例え信じたとしてもすぐに気の変わる
化け猫なんですよ？（ﾆｺ」
自分の気持ちなんて信じてもらえないなら
最初から他人なんて信じなければいい…
それで自分が傷つくなら
最初から…なんの希望も望まなければいい…
side凜華
