「ま、待って…なんでふったの!?」


「え……わ、私、大切な人がいるので」


「……へぇ」



なんか物凄く申し訳ないんですけど!
やっぱり何かされるのかな?
拷問とか?水とかかけられるのか!



「別にいいじゃねぇか」


「えぇ~何、蓮夜諦めるの~?」


「馬鹿じゃねぇのかお前」



若頭さんは私の隣に座り、
自分の肩に私の頭をのっけてしまった。



「惚れさせるに決まってんじゃん」



どうしよう…もしかしなくても…
私はとんでもない人に拾われたんじゃ
ありませんか!
いや、若頭ってだけでとんでもないけど…
私なんかがいたら迷惑に決まってるでしょ!




「てことで、これからよろしくな凜華」



ここから私の運命の時間が動き出した