「瑠璃!もうすぐ降りるよ!」
心友の紗綾にそう言われ私は我に返った。
周りを見るとそこは電車の中だった。
「またあの夢なの?」
紗綾は心配そうな顔をして私に聞いた。
そう、あの夢はもう何度も見ている。