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警備の者と慌てて部屋に向かい、ノックする。
そのまま扉を開いた。
そこには、彼女と主幹がいた。
彼女は、主幹に土下座していた。
自分達にも気づかない様子だった。
「お願いです!第一線への進撃はどうか…どうか、どうかもう一度ご検討を…!!お願いしますどうか…!!」
何度も何度も頭を下げていた。
額を地面に擦り付けるようにして、
主幹の足元で、何度も何度も。
主幹は困り果てた顔をこちらに向けた。
そして彼女に顔を上げるように言った。
彼女は、真っ赤な瞳でこちらをみた。
涙でひどくむくんだ顔は余りにも痛々しかった。
自分は、彼女の元へと駆け寄った。
彼女は、そのまま自分に抱きついた。
こんなにも苦しそうに泣く人を知らない。
主幹も唇をギュッと噛んでいた。
警備の人も辛そうに見ていた。
自分は、目をつぶって彼女をかたくかたく抱きしめた。


