「なぁに?」 目尻に優しそうなシワが増えてきている麻季さん。 もう何年ぶりにあったのだろう。 麻季さんの顔を見ると、安心してここへきた目的をつい忘れてしまいそうになった。 麻季さんに助けられたあの夢のような日々。 いつまでも甘えている変化のない自分はイヤだ…。