鼻歌まじりの飴の女の子の後ろをついて行くあたし。


とても古そうに見える階段はギィーギィーという音が立つ。


多分飴女の親の趣味で、アンティーク風にしているのかな。


「この家ってあんたしかいないの?」


「うん、そうだよー」


あたしの質問に対して適当に答えた。そのうち帰ってくるのかな?面倒だから会う前には帰らないと。



「ねぇ、今何時くらい?」