「春香ちゃんは車にひかれちゃった。岡田何とかちゃんも死んだ」

私は暗い部屋の中ボロボロのソファに腰をかける。


『約束と違う!何で…』

あいつの怒鳴り声が響く。うるさい、うるさい、うるさい。

「耳に響くから騒がないで」

こいつもあと少しすれば消える。それまで我慢だ。

「あんたの約束通り殺してはないよ」

こいつとの約束だから殺してはいない。意識がいつ戻るかは知らないけど。



「フフフッ♪」
次は誰に飴をあげようかな?