裕は、組織を裏切ることへの罪悪感と二人を守りたいと言う正義感の栄目にいた。考えているうちについにその時が来てしまった。みきが目の前にいたのだ。『早くやれ』と言う指示の声が遠くに聞こえた。『おい、プロテクターお前がやれ』指示はプロテクターに向かった。このままだと自分だけじゃなくて目の前の部外者にまで被害が及ぶそれだけは避けたいその想いからみきの手を取って逃げ出してしまった。『プロテクター、二人を殺せ』その指示が流れた。裕は、イヤフォンと小型マイクを捨てると自分のナイフで自分の手を切った。その理由は、組織の人は、全員逃げないようにチップがうみ込まれているのだ。裕はそれを取って捨てるとみきの手を強く握った。みきの手を離したのは駐車場に着いてからだった。裕はもう力尽きていた。「おい、大丈夫か」ドライバーの夏暗は、連絡が流れた後優のことがすごく心配だった。「血すごく流れてるぞ。とにかく、ここから逃げないと」夏暗は自分は逃げてはいけないことを知っていた。「俺を切りつけてくれ。これ鍵だ。運転できるだろ」夏暗は、裕に鍵を渡すと自分の弱点である場所にナイフを突きつけた。裕は、最初はためらっていたがこのままだと3人共ここで殺されることを認識して浅くナイフで夏暗を刺した。そして、みきを後部座席に座らせてから自分は運転席に座った。組織の全員が着いた時夏暗はもう亡くなっていた。自分で深くまで刺したのだ。