ぬいぐるみ戦争

いつ戻ってきたのやら。千羅さんはごく自然に僕の隣に座っていた。


「まぁ…凄かったですよ。意外でした。」


「意外って酷いなー!僕が本気を出したらあんな奴けっちょんけちょんなんだからね!?」


「その本気を最初から出して頂きたいですね…千羅さんは開花するのが遅すぎます。いつも薬に頼るわけにはいかないのに…」


「テヘペロ☆ほら俺、スロースターターやん?後から追い上げんのが楽しいんやん!…あ、そろそろ見えてきた。ほら遊馬くん、あれあれ。」


千羅さんが指さすほうを見ると、森の中には不自然すぎる大きな建物があった。都内にあってもおかしくないようなその見た目に、驚きを隠せない。


「ははっ遊馬くん間抜けヅラ〜(笑)まぁ最初はびっくりするよな。ほらほら降りて、ボケーッとしとらんで!」