再会からそれは始まった。

暗い寝室に取り残されて、私はせき止めていた水が決壊するように、涙が溢れてきた。

なによ、これ。
一体どうしてこんな風になっちゃったの。

彼の野獣のような鋭い目で睨まれると、全身が痺れるように熱くなった。
このまま抱かれても後悔しないと思った。

やっぱり私は、この人が好きなのかもしれない。
もしかしたら、高校の時からずっと存在が気になっていたのも、あれも恋だったのかもしれない。
そう思った。

けれど、彼は私から目をそらして立ち上がり、部屋を出て行ってしまった。

なんで、彼はこんな風にこうやって急に私に関わってくるのだろう?

思いついたように、なんでまたここに私を連れてきたんだろう?

なんで、キスをしたの? それにも答えず、今、ここで何をしようとしたの?

私には全くわからなかった。

ここから逃げ出したいけど、なんだか力が抜けて動けない。


私は、泣き疲れてそのまま彼のベットの上で眠ってしまった。