え、なんで……。 もしかしてバレたか!? それはマズイなっ。 道草食ってる場合じゃねーな!サッサとここでなきゃ。 一定の距離を作ったまま、オレは会釈をして去る。 が、また振り返る羽目になった。 待ちなさい、という声が耳に届いたからだ。 「あ、あの……ごめんなさいねっ、さっきのはよろしくなかったわね。久しぶりの来客に興奮ちゃって……」 あ、なんだ。 そういうことか。……安心した。 恥ずかしいのかモジモジするおばさんに思わず笑ってしまう。