この体では、もう泳ぐことも浮かぶこともできそうにありません。


けれどもクラゲは何とも思いませんでした。


「僕は満足しているんだ。また君の光で輝くことができたからね」


そう言って、クラゲは暗い海の底に沈んでいきました。


「あなたは変なことを言うのね。その輝きはあなたの光よ」


太陽はクラゲを見送ると、嬉しそうに空へとのぼっていきました。