いつのまにか、仲間は消えてクラゲは一匹になっていました。 いつのまにか、クラゲは自分の姿を忘れてしまいました。 いつのまにか、クラゲは自分のことも忘れてしまいました。 それぐらいとっても長い時間を、クラゲは何もせずにただ浮かんでいるだけだったのです。