絵本 短編集


あるとき、オウの檻に一人の女が近づいてきました。

店主が眠っている間に、お店に忍びこんできたようです。


「わたしはあなたたちに助けてもらった男の妻です。さぁお逃げなさい」


そう言って女は檻のカギを壊してくれました。

これでやっと愛するホウに会うことができます。


けれどもホウは逃げませんでした。


ホウが逃げれば、この女は店主にひどい目に合わされるかもしれないからです。