あるとき、仲間のクラゲが浜辺に打ち上げられました。

あるとき、仲間のクラゲが海の底に沈んでいきました。

あるとき、仲間のクラゲがカメに食べられました。


けれどクラゲは『こんなものだ、仕方ない』とあきらめました。


それを見ていた太陽はクラゲにたずねました。


「あなたは何にも感じないの? 」

「僕にはどうしようもないからね。だって僕はクラゲだよ」