「お父さんとお母さんを待っているんです」 うさぎは答えました。 「君の親なら知っていますよ。僕についてきなさい」 「でも、ここから出てはいけないって言われているんです」 「少しだけなら大丈夫です。さぁ行きましょう」 うさぎはフクロウについて行くことにしました。 やっとお父さんうさぎとお母さんうさぎに会えるのです。 真っ暗な森の中をしばらく進んでいくと、ようやくフクロウは木の枝に止まりました。