お花がたくさん咲いている草原に、うさぎの親子が住んでいました。 黒色の大きなうさぎはお父さん、茶色のうさぎはお母さん。 タンポポの綿毛のように、真っ白でふわふわな毛をしているのは子うさぎです。 あるとき草原に雷が落ちました。 そして大きな火事になりました。 甘いお花や、やわらかな草は焼けてしまい、泉は干からびてしまいました。 食べるものがなくってしまったのです。 このままではお腹がすいて死んでしまうかもしれません。