「紅茶淹れたのよ。 翼も飲む? あ、ならお菓子も準備しないとねー」
「……」
ルンルンといった感じで手さげ袋からお菓子が次々と出していく
……懐かしいな
お母さんが紅茶飲む時って凄く嬉しそうな顔だったから
つられて私も紅茶が好きになったんだよね
「さ、冷めない内に頂きましょう?」
「うん、ありがとう」
そう言って紅茶を一口、口に含んだ
「……こうやってお母さんが淹れてくれた紅茶飲むのも久しぶりだね」
「そうね。 ……またこうして飲む日が来るとは思わなかったわ。 本当、今でも実感わかないわ」
……正直、私も
ティーカップを皿の上に置いて、頭をあげる
お母さんは悩む素振りを何度か見せた後、こんな質問をしてきた
「ーー聞いてもいいかな、って思ったんだけど……翼、高校生活楽しい?」
「え? あ、うん」
肯定を示すと、表情がより一層明るくなった気がした
「そっかぁ、なら聞きたいなぁ。 翼が通ってる学校の事」
「うん、話す。 話すよ!」
私はスマホを取り出し、お母さんの隣に座った



