【続】強がりな元姫様



「ずっと聞こうと思っていたのよ。 この素敵な殿方の事!」


「え……っ」


自然な流れで星夜の腕に手を回すお母さん


星夜は唖然としていた


「貴方は誰? 翼の何なの?」


「……挨拶が遅れました新崎星夜と申します。 翼との関係は……後程教えます」


この場の空気を読んだのか星夜は恋人とは答えなかった


「星夜くんね。 わたしは水瀬羽衣よ、これでも翼のお母さんしてました」


「翼から聞いてました。 お優しい方だと」


「まぁ!」


「ちょ……せ、星夜」


和気藹々とした雰囲気の所悪いけど、今はこの状態をどうにかしたいのだ


「…………そうですよね。 羽衣さんにとってはずっと心待ちにしていたんですよね。

でしたら、場所を変えませんか? 募る話もあるでしょうし、その方が娘さんも話しやすいでしょう」


「……っ」


的を付いた言葉に言葉を詰まらせる


「あぁ、自己紹介が遅れました。 私は白浜冴子-シラハマ サエコ-、かつて羽衣さんの家庭教師を勤めていました」


そう言って、その女性……白浜さんは穏やかに微笑んだ