「白浜先生!」
「あぁ……すみません、少々、言葉が悪かったようですね。 ですが、これだけは否定しませんよ」
お父さんに対する嫌悪感が尋常じゃない
お母さんは「まぁまぁ」と言って宥めているが女性の表情は変わらない
その状態で目があった
女性の顔が途端に驚愕に変わる
「う、羽衣さん……この子は…………まさか?」
「そのまさかよ、前に言ったでしょう? 娘の翼よ」
「……こ、こんにちは」
固まったまま凝視され、私は萎縮してしまう
萎縮した私に気付いていないお母さんはニコニコ笑っていた
「あ……そう、本当に出立ちが…………」
戸惑いを隠しきれない状態で女性は目を左右に泳がせた
この女性は、お母さんと知り合いなの?
聞きたいけれど、声が出ない
「ねぇ、一つ聞いてもいいかしら?」
気まずい空気が漂う中、理解仕切っていないお母さんが明るい声を上げる
お母さんが向かったのはお父さんとの中間距離辺りに立っていた星夜だった



