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「…楓加!」



あれ、今誰かの声がした?
てか、眩しい…、

あたし寝てた?



「あれ…?」



目を開けてみると、京ちゃんの顔。
でも、あたしさっき、『rêve』にいたよね?



「京ちゃん…?」


「ったく、もう夜の9時ですよ?いつまで寝てるつもりですか?」



…今なんて言った?
さっき、お店にいたときは6時だったはず。


唯ちゃんと話しててシャンプーしてもらって…、そこから記憶がまったくない。



「あーっ、京君起こしたの?」