チャイムが鳴り、同時に教室に入るあたしとはるちゃんはかなり浮いた。
きっとクラスメイト達は
『なんで一緒なんだろ?』とか思ってそう。
「授業始めるぞ。まずは、自己紹介からするなー、俺は風間 遙。歳は25で趣味はスポーツとか。」
ん?風間…?
あれ、苗字違うくない?
風間ってお母さんの旧姓だよね?
「はる先生ー!彼女は?」
と、手を挙げながら在り来りな質問をしたのは燐ちゃん。
「えっと、冴木?俺は彼女なんてものいらねーよ。妹だけで俺は満足。」
「うわ、シスコンだ。」
「なんとでも言え。他に質問は?」

