クリスマスにミュウがいなくなり・・


季節は春。




桜の満開の花の香りがするたびに、胸の奥が締め付けられて痛いんだ。





あの時の俺は・・ミュウを驚かせたくて。。ただ喜こばせたくて・・・



それは結果的に、君を苦しませた、だけだったようだね・・



見上げた夜空は、怪しく輝く満月で・・ますます愛しさで胸の中を締め付けていく。



「あいつが来たのって…こんな満月の夜だよな」


春の柔らかな、夜の暖かさに浸りながら、あの時から、はじめたバイトを終えて家路に着いていた。




あの日、モネが俺に言ったお願い事は…ミュウがうまくこの人間界にいれたなら、俺が『天地を全うして天界に逝く時』 ミカエルにちょっとだけ、封印を早めにといて欲しいってお願いだったらしい・・




まぁーそれも。。今は叶わない夢になったぽいけどな・・


どうして、モネがそんな事したんだって?


それはね・・?


ミュウは幼馴染ということもあり、ライバルでもあり・・消えて欲しくないという理由のようだ。



なんだかんだで、あいつは悪魔になりきれないのかもな・・