「あ~わりぃ。ミュウ。ベットまで辿り着けなくてさ。ベット占領しちまったみたいだな?」

照れ臭そうに、こちらを見ていた。

『おはようございます。大丈夫ですよ。また、今日もお出かけですか?』


「まぁね。今日で終わるから明日…ミュウ帰るんだろ?」

『はい…』

「そっかぁ。わかった」




わかったって何がでしょうか?


私にはわかりませんが?


「とりあえず、行ってくるな」


また、いつものように頭にぽんぽんと、手を置き優しい笑顔をして家を出ていった。


いつもならカノン様は、必ず晃司さんを見送るのですが今日は、朝から姿が見えなかった。