「スズキさん。スズキさん。」 (え…?) 突然彼女が俺の眼の前の座席に座って眠っている菊女の制服の女の子に声を掛けた。 (声初めて聞いた…てか、声も可愛い…) なんかもう、何でもが可愛くて… よく分かんないけど、なんか、照れる… 「スズキさん。」 彼女がちょっと俺の方に体を寄せる。 ヤバい… それだけのことで脳内ショート発生… にもかかわらず、「スズキさん」は起きねぇし…