誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策



「ピカル何?その反応。」

「え、マジで?」

「……」



俺は応えなかったけど、俺の顔を覗き込んだ二人が、

「あぁ…」

「だな…」

と確信する。



そりゃ分かるよな…

多分俺今顔真っ赤だし…



「ピカルがそんなこと言うの初めてじゃね?

えっ、どんな子どんな子?」

「どこで知り合ったの?ってか可愛い?」

「どこの学校の子?同い年?」

「それよか告るの?いつ?」

「あー!うるせー!!」

早速質問攻めにする二人を怒鳴り付けて鎮める。