誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策

担任から受験関連の連絡事項なんかがあった後、
ホームルームが早めに終わり、下校時刻まで自由時間になる。



クラスのみんなは銘々写真を撮ったりして、残りわずかな高校生活の思い出を作っている中、
私はひとり教室を出る。



隣のクラスももう自由時間になっていて、私はあずぴょんを探す。



あずぴょんも他の子たちと写真を撮ったりして、楽しそうにしていた。

声掛けたら悪いかな、なんて思ってちょっと躊躇していると、あずぴょんが私に気付いた。



「白鳥も一緒に写真撮ろ?」

「私も?」

「純、これ撮って。」

と、あずぴょんが傍にいた純ちゃんにスマホを渡す。



「OK。」

純ちゃんがスマホを受け取り、写真を撮ってくれる。



「純も白鳥と撮る?」

「うん。あ、でも白鳥と並ぶのやだなー。」

「なんでっ!?」

な…なんか嫌われちゃった!?