学校に着くと、いつも騒がしい校舎には騒がしさがなくて、校庭から響く運動部の声だけが耳に入ってきた。 自分の下駄箱の1個下の扉を見つめる あいつ、もう学校来てんのかな。 隣の家の幼なじみと登校時間が一緒だったことはない。