...ざああぁぁぁぁぁぁぁ...



相変わらず外では雨が舗装道路を叩いていた。




琉衣と琉羽は2人、両親の匂いの染み付いたベッドで


そのあどけない顔を寄せあった。



泣き疲れたのか先に寝いってしまった琉羽を


そっと隣でなにかをこらえる様に琉衣は1度きゅっと


目を閉じる。



やがてもう1度目を開くと


ただただ隣の琉羽を愛おしそうに見つめ、


ゆっくりと寝息をたてだした。













雷はまだ鳴っていた。