瓜二つの、一卵性の双子、
片割れ、番のつばさ...
琉衣は琉羽をそっと後ろから抱きしめた。
「るいっるい!るいちゃ...」
ぎゅむっとその存在にすがり付くように、
琉羽は強く、強く抱きしめ返す。
その背中に、ほぼ同じ背丈の琉衣はそっと手を置く。
「...僕かいるから、大丈夫。
もう怖くないよ。
僕はずっと琉羽と一緒にいるから。ね?」
涙でぐしゃぐしゃにした顔で琉羽は琉衣を見上げる。
「っひぐっ...ずっと??ほ、んとにっずっと??」
「うん、ずーーーーっと、一緒、ね?
だからほら、もう寝るよ?」
「ひくっひっくっ...うん...っひっぐ...」

