となりを埋めて。

なんでコウちゃんが私の部屋にいるの⁉︎


「お母さんは⁉︎というか学校は⁉︎今何時⁉︎」


「今は16:00。アリサ、もしかして一日中寝てた?」

「え…嘘。」

「嘘じゃない。」


コウちゃんが指差すさきの時計を見て、確かに嘘ではないとわかる。


「“学校が終わったらアリサの様子見に行ってあげて欲しい”って朝、おばさんに頼まれて。風邪、大丈夫?」


コウちゃんが私の顔を覗き込む。



茶色い、サラサラした髪が額にあたる。


うわ…近い…、、