「今日も遅刻かも〜」



私は半泣きで学校に向かって走っていた



タッタッタッ……ぐにゃ……



ゲッ!もし…か…して……犬のうんち踏んじゃった?



も〜最悪だ〜



そう思いながら恐る恐る下に顔を向けた私はホッとした



踏んでいたのはまだ、買ったばかりだったのか、よごれていないマスコットだった



「良かった〜(ノд<。)゜。うんちじゃなくて」



「良くねーよ!泣きたいのはこっちだぞ!痛いんだぞ。謝れ!」



…え?……どこから声が?



キョロキョロ周りを見渡しても声の主が見当たらない


「下を見ろ!」



私は聞こえた通り下を見ると、



踏んじゃったマスコットが1人で立ってこっちを見ていた



私は驚いて



「え〜〜〜!!」



その場で大声を出した