義理じゃないチョコ、あげます。









「…っ…ヒロ…!!」












…ねえ、聞いて。








はじめは、こんなに仲良くなれるとは思ってなかったよ。




本当にかっこいい人は、私なんかとの縁はないって思ってた。




だけど、ちょっとずつ話せるようになって、たくさんの時間を一緒に過ごして。




あなたの優しさを知って。




私にとって、なんでもないなんて言えない存在になってた。








そんな人だから。




誰よりも、幸せになってほしい。




…それは嘘じゃないよ。








でも。




もしも、我儘を言っていいのだとしたら。




少しだけ、本音をこぼしてもいいのなら。








あなたと幸せになる相手は…















この先ずっと、私がいい。

























「……あなたが、好きです…!!」