今度は日本を救います

「さて、みんなにこれから1つずつこれを配るけど、緊急時以外学校の外で使わないこと。毎朝1人ずつ履歴を調べるから、使ったらすぐにバレるよ。そしてこれを持って逃げたとしても、んー、こっちの世界でいうGPS?みたいなものが入ってるから逃げられると思わないでね。それと、緊急時以外で学校外で魔法を使ったら即退学、逃げた場合は捕獲次第死刑だから覚えておいてね」



とんでもない脅しだ。


何が何でも悪用は許さないと。


そっちが協力を頼んできてるのに殺す、随分身勝手なものだ。



「じゃあ出席番号順に取りに来てー。名前が付いてるから出席番号順なだけで、それ以外は同じだからね。1人だけ性能が低いとかはないから安心して」



月見里はかなり後の方だ。


みんながソワソワしながら自分の番を待っているのを見て、少し面白いと思った。


何だかんだみんな乗り気じゃん。


───────死ぬかもしれないのに。



「────なしさん、月見里さん!」



「あ、はい!すいません!」



ボーッとしていた。


私は慌てて取りに行って、席に戻ってじっくり観察した。


見た目は普通のバングルと同じだ。