恋をする、その先に…


そして金曜日の夜―――



「神崎秘書の歓迎会も込めて
 お疲れっしたぁぁぁ!!」


「「かんぱーい!!」」



勢いよくシキの乾杯音頭から始まった
会社の飲み会。


社員の年齢層も
老若男女関係なく多数出席。


どうやら
珍しく社長が出席するという事で
ミンナ喜んで参加したようだ。



そして飲みの場所は
“ジルヴァラ”



「まさかココだとは…」


「大人数で押し掛けやがって」



金曜日の夜という事で
ギンとバイトらしき若い男が数人
忙しく動き回っている姿に
申し訳なく思うナツメとヒメ。


そう思うのも
ほぼ予約席で占領しているのが
ナツメの会社だからだ。



「新藤社長!
 注(つ)ぎますよ!」


「俺も注ぎます!
 ビール飲んで下さい!」


「いや、俺はそんなに…」



若い男性社員達が
代わる代わるビールを注ぎに来るため
なかなか減らないグラス。



「社長、少しお話良いでしょうか」


「あ、はい」



休む間もなく今度は
ナツメより年齢が上の男性社員達が
仕事や会社の今後について
社長の話を聞き、語り合う。



「社長~
 この後は時間ありますかぁ?」


「二次会とか行きません?」



そして最後は
化粧バッチリの若い女性社員達が
全力で色気攻撃を仕掛けてくる。