恋をする、その先に…


「ってなわけで
 今週の金曜日の夜は
 “お疲れ会”をしま~す!」


「は?」


「え?」



突然、発表したシキの
不明な発言に
ナツメとヒメは唖然。



「『ってなワケで』って
 どんなワケだよ。
 前置きを雑に省くな」


「いっそがしい仕事から解放されたんだから
 お疲れ~ってなワケで
 職場のミンナを集めて
 飲みに行く事になったんだよ。
 もう会社内にも回覧文書を流して
 出席の確認もしたし」



『そんな事で回覧文書を使うな』との
ナツメのツッコミを完全に無視して
シキは勝手に説明を始めた。



「だからあとは
 ヒメちゃんとナツメも参加で!」



もちろんそんな話
ナツメは納得いかず…



「そんな事だろうとは思ってたけど
 俺はそんな話聞いてねぇよ」



機嫌が悪くなった…。



「当たり前だよ。
 だって言ってないからね。
 前もって言ってたら来ないっしょ?
 だから2人には決定した事を
 事後報告にしたんだよ。
 それとヒメちゃんの歓迎会も含めてるから!」



なんとも大胆かつ強引な作戦だ。
そしてそれに見事にハメられたのは
秘書であるヒメだった。