「仕方ない…」
溜め息を1つ吐き
携帯電話でナツメに電話をしようとすると
ふと、後ろから声がした。
「誰?」
「え?」
驚き後ろを振り返ると
知らない男が不思議そうな顔して立っている。
「あ!昨日の!」
「…うわ」
お互いに目が合い
ほぼ同時に一瞬で相手が誰だか思い出した。
後ろに立っていたのは
昨日給湯室まで案内してくれた
ナンパ男。
「朝早いんだね!
まだ誰も社員は出勤してないよ?
早朝出勤か何か?」
不運にも再会し
社長室の扉の前で
早朝から絡まれる。
「もしかして…
ナツメの秘書?」
「え。」
いきなりドンピシャの回答に
戸惑ってしまった。
「そういえば昨日もこの階にいたね。
ココって他の社員は
ほぼ来ない場所だから」
「そう…なんです?」
「アイツも秘書を捜してたし」
ニコニコしながらナンパ男が放った
“アイツ”というワードに
誰を指しているのだろうかと疑問に思う。
「つーか、ナツメいないのか。
書類持ってきたんだけどな」
今度は社長を
“ナツメ”と呼び捨てにし
まさかの合鍵で社長室に入るなり
ソファで煙草を吸いだすこの男は
とても図々しい。
溜め息を1つ吐き
携帯電話でナツメに電話をしようとすると
ふと、後ろから声がした。
「誰?」
「え?」
驚き後ろを振り返ると
知らない男が不思議そうな顔して立っている。
「あ!昨日の!」
「…うわ」
お互いに目が合い
ほぼ同時に一瞬で相手が誰だか思い出した。
後ろに立っていたのは
昨日給湯室まで案内してくれた
ナンパ男。
「朝早いんだね!
まだ誰も社員は出勤してないよ?
早朝出勤か何か?」
不運にも再会し
社長室の扉の前で
早朝から絡まれる。
「もしかして…
ナツメの秘書?」
「え。」
いきなりドンピシャの回答に
戸惑ってしまった。
「そういえば昨日もこの階にいたね。
ココって他の社員は
ほぼ来ない場所だから」
「そう…なんです?」
「アイツも秘書を捜してたし」
ニコニコしながらナンパ男が放った
“アイツ”というワードに
誰を指しているのだろうかと疑問に思う。
「つーか、ナツメいないのか。
書類持ってきたんだけどな」
今度は社長を
“ナツメ”と呼び捨てにし
まさかの合鍵で社長室に入るなり
ソファで煙草を吸いだすこの男は
とても図々しい。


