恋をする、その先に…


しかしセナは―――



「ううん。
 ナツメが好きなのは
 キサキだって知ってるから…」



想定外の反応に
一瞬、シキも驚いてしまった。

でもすぐに別の考えが頭を過る。
“強がり”なんだと――



「まぁ頑張って。
ナツメの事は俺には関係ないから
 悪いけど関わるつもりはないよ」



そう吐き捨てて
シキは給湯室から出て行ってしまった。


深く関わって
余計な頼まれごとをされたり
厄介な事に巻き込まれるのを
避けたかったからだ。


残されたセナが
どんな想いだったか
誰にもわからないままだった―――