「来たけど、何?」 連れて来られたのは、定番(?)の、体育館の裏。 「うーんとね、ちょっとはっきり言っとこうと思って。」 「へー。」 「マジうざいから消えてよ。」 うわー、女子ってそれしか脳ないよね。 「本当にキモイわ~。」 どこが『キモイ』のか、知りたいわ。 「あんたらってさぁ、ボキャブラリー乏しいね。」 言い終わったのとほぼ同じタイミングで、頬に平手がとんでくる。 「何、その言い方。 何、その目。」 「いや、可哀想な奴だと思って。」 相手の舌が、チッ、となって、手を振り上げる。