地下室に留まること15分。

そうだ。

書類類見ていけば何かわかるかもしれない。

適当に本棚からファイルを1冊取り出す。

「これ……」

そのファイルは、ルーズリーフを綴じてるものだった。

ルーズリーフには、日記のような記録が残っていた。

背表紙を見ると、〝白石邦彗〟の文字。

父さん……?

父さんの日記?

表紙をめくると、一ページ目。

【今日から日記を書こうと思う。事件の捜査資料とは別に】

捜査資料ってのもあるんだ。

おそらく、家の書斎か、ここにあるんだろう。