階段を上り切ったのはそれから30分後。 「ここまで戻ってきたのはいいけど、夢希がいないからなぁ……」 楓が呟く。 ゴールは目と鼻の先なのに。 「……待つしかないな…」 海が答えた。 「あと残り50分くらいだけど、ゴールしたグループあるのかな」 「さぁ…」 「夢希が来てくれることを願うしかないな……」 「だな」