誰って、それは……。 "朱里。" 一瞬、脳裏を掠めた人物を認識する。 部長……? 慌てて首をぶんぶん横に振り、 「まだ秘密!」 と絢に向かって答えた。 * 「部長か……。」 誘っても良いのだろうか。 企画完成の期限も迫ってきている為、花火デート自体なるべく早くする必要がある。 焦る気持ちを抑えながら、渋々部長へのメールを打つ。 いや、でも、"仮"恋人なんだし。 大丈夫、きっと協力してくれる。