「何でだよ」
「何ででもいいじゃないですか」
そう答えた瞬間。
バンッ
先生があたしの机を両手で叩いたんだ。
ビクッと震えるあたし。
「意味分かんねぇんだよお前!毎日毎日俺の事見てくるし、今日だって休み時間になる度に紙袋持ってくるのにすぐ帰っていくし!お前は俺をどうしたいんだよ!」
こんなに怒鳴る先生、初めて見た。
それより、先生気付いてたんだ…
あたしが、先生を見かける度に目で追っていた事…
それに、今日の事だって…
「さっきだって、俺が告白されてるの見て、走って逃げて行ったし、そんなに俺で遊ぶの楽しいか?」
まさか、そこまで見られてたなんて…
でも、あたしそんなつもりじゃ……


