『そうだね、したかったね。桜さんたちはこんな季節だけど、お花、咲いてくれたりしないよねー?・・・無理?・・・かなぁ?ボク、もう少しで天国行っちゃうんだ。せっかくみんなとお弁当食べてるの。桜さん達が咲いてくれたら、ボク、本当に良い想い出になるのになぁ・・・。』
「無理だよかつお君、季節的に無理。」
『そっか、・・・だよね。』
その時だった。
ハラリ・・・と、桜の花びらの変わりに、桜たちは緑の葉っぱを次々と散らせた。
「わぁー、桜の葉、吹雪だ!」
みんな一同で声を上げた。
「すげー、これって、もしかして、まさおの力?」
「いやー、お弁当の中に葉っぱが入っちゃう。」
「ブラボー!」
みんな大騒ぎだった。
気づいたらあたり一面が桜の葉っぱで埋め尽くされて、緑色の絨毯が敷かれたようだった。
『ありがとう、桜さんたち、十分だよ。』
「なんか、わかんねーけど、でも、俺達もお礼言おうぜ。“桜の木”さんによ。」
「うん。そうね。なんか、楽しかった。桜の木が、冬でもないのに、もう裸になっちゃったね。私達を楽しませてくれるために、御免なさい。ありがとう。」
と、お礼を言ったのは野球部マネージャーの美幸ちゃん。それにつづいて、みんながお礼を言った。
「無理だよかつお君、季節的に無理。」
『そっか、・・・だよね。』
その時だった。
ハラリ・・・と、桜の花びらの変わりに、桜たちは緑の葉っぱを次々と散らせた。
「わぁー、桜の葉、吹雪だ!」
みんな一同で声を上げた。
「すげー、これって、もしかして、まさおの力?」
「いやー、お弁当の中に葉っぱが入っちゃう。」
「ブラボー!」
みんな大騒ぎだった。
気づいたらあたり一面が桜の葉っぱで埋め尽くされて、緑色の絨毯が敷かれたようだった。
『ありがとう、桜さんたち、十分だよ。』
「なんか、わかんねーけど、でも、俺達もお礼言おうぜ。“桜の木”さんによ。」
「うん。そうね。なんか、楽しかった。桜の木が、冬でもないのに、もう裸になっちゃったね。私達を楽しませてくれるために、御免なさい。ありがとう。」
と、お礼を言ったのは野球部マネージャーの美幸ちゃん。それにつづいて、みんながお礼を言った。

