「まぁね。僕にとっては野球クラブで重いローラーで土慣らしとかやってる時に比べたら軽いもんだけど、理絵ちゃん女の子なのに、よく最後まで走ったね。感心するよ。でも、僕の班は絶対負けるわけには行かないから。」
『かつお君のお友達さん、頑張ってー!!』
僕の頭の上でコリンちゃんが頑張って応援しているのは、勿論、僕たちの班のこと。
「コリンちゃん、ここにいるみんなが“かつおくんのお友達さん”なんだけど?」
『だってぇ、お友達沢山いすぎて、みんなの名前覚えられないんだもの。』
「そりゃそうだ。」
「リスさんも、まさお君のこと応援してるの?私達が競ってるってこと、わかってるのかしら?」
「勿論だよ。」
「へぇぇ、超可愛くて、こんなお友達できるなんて、まさお君って、ホント、スゴイなぁ・・・。」
「ってゆうかさ、実は、ほぼカノジョ的な存在ってゆーの?」
「え、えぇ?何それ?リスとマジ恋?しかも魚と?ありえなーい!」
「だよね、ふつーありえないし、信じられないよね。」
「うん。だけど現実、今クラスメイトの背中でマグロがはしゃいで運動会に参加しているのは事実だし、将太君の頭の上のコリスさんは、確実に視線が向こう向いてるし。」
「ははは、コリスというか、コリンちゃんって名前なんだけどね。」
「コリンちゃんね、可愛い名前だわ。・・・ああ、それにしても、明日は確実に筋肉痛決定だなぁー。」
そこに学君の声が割り込んできた。
「おい、将太!オレ、一年の時から勉強で勝てなかったまさおに、本気で勝負挑んでた気分だったけどよ、リレー、走らずして班がリタイヤしちまったし、こうなったら、ぜってー負けるなよ。」
『学君、あ、・・・あたりまえじゃん。学君の班がリタイヤなら、それこそ敵なんていないも同然。』
「おう!だけどよ、試合なんて最後まで気合抜くものじゃねぇし。とにかく勝てよ。」
「任せとけって。そろそろ僕、待機するけど、コリンちゃんのこと見てて。それと悪いんだけど、コリンちゃん連れてゴールの方で待ってて。
・・・それから、コリンちゃんは、こっち。学君の頭の上で応援しててね。絶対一位になって、最後には必ず優勝するから。」
『かつお君のお友達さん、頑張ってー!!』
僕の頭の上でコリンちゃんが頑張って応援しているのは、勿論、僕たちの班のこと。
「コリンちゃん、ここにいるみんなが“かつおくんのお友達さん”なんだけど?」
『だってぇ、お友達沢山いすぎて、みんなの名前覚えられないんだもの。』
「そりゃそうだ。」
「リスさんも、まさお君のこと応援してるの?私達が競ってるってこと、わかってるのかしら?」
「勿論だよ。」
「へぇぇ、超可愛くて、こんなお友達できるなんて、まさお君って、ホント、スゴイなぁ・・・。」
「ってゆうかさ、実は、ほぼカノジョ的な存在ってゆーの?」
「え、えぇ?何それ?リスとマジ恋?しかも魚と?ありえなーい!」
「だよね、ふつーありえないし、信じられないよね。」
「うん。だけど現実、今クラスメイトの背中でマグロがはしゃいで運動会に参加しているのは事実だし、将太君の頭の上のコリスさんは、確実に視線が向こう向いてるし。」
「ははは、コリスというか、コリンちゃんって名前なんだけどね。」
「コリンちゃんね、可愛い名前だわ。・・・ああ、それにしても、明日は確実に筋肉痛決定だなぁー。」
そこに学君の声が割り込んできた。
「おい、将太!オレ、一年の時から勉強で勝てなかったまさおに、本気で勝負挑んでた気分だったけどよ、リレー、走らずして班がリタイヤしちまったし、こうなったら、ぜってー負けるなよ。」
『学君、あ、・・・あたりまえじゃん。学君の班がリタイヤなら、それこそ敵なんていないも同然。』
「おう!だけどよ、試合なんて最後まで気合抜くものじゃねぇし。とにかく勝てよ。」
「任せとけって。そろそろ僕、待機するけど、コリンちゃんのこと見てて。それと悪いんだけど、コリンちゃん連れてゴールの方で待ってて。
・・・それから、コリンちゃんは、こっち。学君の頭の上で応援しててね。絶対一位になって、最後には必ず優勝するから。」

