学君は、何かに集中するように、かつお君のほうをじっと見つめていた。
しばらくして・・・
『バカ!アホ!トンマ!学のバーカ、バーカ、バーカ!!』
ゴクリ。
学君が固唾を呑んだ音が聞こえた。
しかも、目が点になってる。
「・・・し、・・・喋っ・・・た。」
「あはは・・・。聞こえた?」
「すげー!しかもすげー口悪い。まさお、お前、キャラ変わった?」
「・・・かも。」
『昔のボクは、はしゃぎたくてもはしゃげなかっただけなの。本質の性格は、今のボク!
てゆーかさ、学くん、バカ!ボク、そんな遠い昔の事なんてもう、全然覚えてないもんね。だって、ボクら、一年生から五年生まで、クラス替えしてもずーっと同じクラスになれたクラスメイトでしょ?それってさ、友達ってことだろ?』
そんな風に明るくふるまうかつお君だった。
やっぱり、かつお君は、誰とでも仲良くなれる心の広い男の子だった。僕の親友だけど、憧れの親友。そういう性格ってすごくカッコイイ。
「前言撤回。まさお、すげーいい奴。やっぱり神様の子供って、心広いのな?」
『神様の子供なんかじゃないよー。なんか、過大評価してない?ボクは普通の子供だってば。ただ、ちょっと、動物とか自然界の生き物とお話が出来るってだけ。』
「それで、このリスっ子も友達とか?」
『そういう事。』
「なんか、羨ましいよなー。でもさ、やっぱり、この世に未練とかあるから、マグロなわけ?それって、ある意味、幽霊?」
僕は説明してあげた。
かつお君が、四十九日を迎えるまではマグロ君に体を借りて生活していて、それまでの間、今まで出来なかった事をやりつくして、くいのない思い出を作ってから天国に行くんだって。
「だから、おまえずっと学校休んでたんだ、将太?」
「うん・・・。」
「お前って友達思いのあるいい奴だな。」
「別に、友達思いとか、そんなの関係なく、僕がかつお君と一緒にいたいだけなんだ。」
「だったらさ、大胆に明日そのまま学校来いよ。」
「え?」
「クラスメイトと残りの日々過ごそうぜ!?なぁ、学校来いよ、まさお?」
『無理無理。』
「そんなの、できるわけないよー。ねぇ、かつお君。」
僕とかつお君は目を合わせて応えた。
しばらくして・・・
『バカ!アホ!トンマ!学のバーカ、バーカ、バーカ!!』
ゴクリ。
学君が固唾を呑んだ音が聞こえた。
しかも、目が点になってる。
「・・・し、・・・喋っ・・・た。」
「あはは・・・。聞こえた?」
「すげー!しかもすげー口悪い。まさお、お前、キャラ変わった?」
「・・・かも。」
『昔のボクは、はしゃぎたくてもはしゃげなかっただけなの。本質の性格は、今のボク!
てゆーかさ、学くん、バカ!ボク、そんな遠い昔の事なんてもう、全然覚えてないもんね。だって、ボクら、一年生から五年生まで、クラス替えしてもずーっと同じクラスになれたクラスメイトでしょ?それってさ、友達ってことだろ?』
そんな風に明るくふるまうかつお君だった。
やっぱり、かつお君は、誰とでも仲良くなれる心の広い男の子だった。僕の親友だけど、憧れの親友。そういう性格ってすごくカッコイイ。
「前言撤回。まさお、すげーいい奴。やっぱり神様の子供って、心広いのな?」
『神様の子供なんかじゃないよー。なんか、過大評価してない?ボクは普通の子供だってば。ただ、ちょっと、動物とか自然界の生き物とお話が出来るってだけ。』
「それで、このリスっ子も友達とか?」
『そういう事。』
「なんか、羨ましいよなー。でもさ、やっぱり、この世に未練とかあるから、マグロなわけ?それって、ある意味、幽霊?」
僕は説明してあげた。
かつお君が、四十九日を迎えるまではマグロ君に体を借りて生活していて、それまでの間、今まで出来なかった事をやりつくして、くいのない思い出を作ってから天国に行くんだって。
「だから、おまえずっと学校休んでたんだ、将太?」
「うん・・・。」
「お前って友達思いのあるいい奴だな。」
「別に、友達思いとか、そんなの関係なく、僕がかつお君と一緒にいたいだけなんだ。」
「だったらさ、大胆に明日そのまま学校来いよ。」
「え?」
「クラスメイトと残りの日々過ごそうぜ!?なぁ、学校来いよ、まさお?」
『無理無理。』
「そんなの、できるわけないよー。ねぇ、かつお君。」
僕とかつお君は目を合わせて応えた。

